知らないと危険!PAP・PET・ALU・GLマークの意味

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はじめに

あなたの会社で使っている包装材、マーク「PAP」「PET」「ALU」「GL」を正しく表示されていますか?

今、EUでは包装・リサイクル表示に関する新ルール「PPWR」が正式採択を目前に控えています。内容によっては、誤表示や未対応企業が罰則対象になる可能性もあり、フランスなどではすでにTrimanマーク+Info-Tri表示が義務化されています。

しかしながら、実際には「PAPやPETなどを何となく印刷しているだけ」という企業も多いのが現状です。

この記事では、企業が最低限知っておくべき「PAP リサイクルマーク」の基本知識と、2026年以降に向けた対応の方向性を整理します。

詳細な国別要件や設計方法はSwapsssが個別に支援いたします。

PAP・PET・ALU・GLマークとは?

これらは、包装材の素材を識別するための欧州共通コードであり、消費者の分別やリサイクル率向上を目的としています。欧州指令94/62/ECに基づき、素材ごとに以下のように分類されます。

コード素材分類主な用途 
PAP紙・段ボール紙箱、段ボール、紙袋など
PETポリエステル飲料ボトル、フィルム
ALUアルミニウム 缶、キャップ、チューブ
GLガラス 瓶、容器
PPポリプロピレン食品容器、キャップ、フィルム

これらのコードは通常、マーク内または下部に「PAP21」「PET1」のように表示されます。

誤表示が多い理由とリスク

実務上、多くの企業が次のような誤解を抱えています。
①「PAPやPETを付ければリサイクル表示義務は果たした」と思っている。→実際はTriman+Info-Triが法的義務。素材コードは補足的。
②「数字部分(PAP21など)を深く理解せず印刷している」。→番号は素材構成を示すため、誤表示はCITEO報告・EPR申告時に不整合を招く。
③「B2B供給のみだから対象外」。→一部国では業務用商品でも報告義務対象。
このような誤解が続くと、2026年以降のPPWR施行時に修正コストや罰金リスクが発生しかねません。

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2026年以降に何が変わるのか(PPWRの要点)

PPWR(包装・包装廃棄物規則)は、これまでのEU指令を「規則(Regulation)」に格上げし、すべての加盟国で直接適用される仕組みへ移行します。現時点で明らかになっている変更点は次の通りです。
素材別の統一識別マーク(PAP・PET・ALU・GLなど)の義務化方向
再利用包装(Reusable Packaging)やリサイクル含有率表示の新設
複合素材包装(紙+プラなど)の識別・報告ルール強化
国別制度(Triman, Info-Triなど)との整合化と過渡期間設定
これにより、現行の「任意表示」だったPAPやPETも、将来的には共通フォーマット上での表示義務になる可能性が高まっています。詳細な実施時期やデザイン仕様は国ごとに調整中であり、現段階では「正式発表前の過渡期」にあります。

Swapsssが現場で見ている“実務の落とし穴”

・素材の組成証明書が欠落しており、PAP番号の根拠が不明確。

・複合包装(例:紙+蒸着フィルム)が「PAP21」と誤表記され、EPR申告時に拒否。

・PET/PP混在容器に対して素材コードを曖昧に印刷しているケース。

これらはラベルを印刷した時点では問題が見えませんが、年次EPR報告やCITEO監査の際に“根拠データ不備”として差し戻されるリスクがあります。Swapsssでは、実際の包装設計データ・仕様書・SDSをもとに素材識別を確定し、正しいPAP/PETコードの選定・報告文書作成までサポートしています。

企業が今やるべき3つのステップ

素材ごとの根拠書類の整備(例:紙→PAP21、PET→PET1)。

ラベル設計の統一化(Triman/素材コードを併記できるフォーマット)。

 EPR報告データと整合するコード体系の確認。

この3つを同時に進めることが重要です。Swapsssでは、欧州各国の登録制度(CITEO, LUCID, CONAI等)と連携し、「PAP・PETマークの正しい付与」から「報告整合性の担保」まで一括支援を行っています。

注意

この先の詳細は一般公開されていません
PPWRにおける素材識別の最終仕様、番号範囲、マーク位置指定などはまだ確定しておらず、一部ドラフト段階の文書(Annex VI案など)が存在しますが、一般企業が独自に判断して公開することは非常に危険です。
Swapsssでは、EU加盟国当局および主要PRO(CITEO、CONAI等)の動向を常時モニタリングし、最新ルールを反映した設計案を個別に提供しています。

まとめ

PAP・PET・ALU・GLマークは単なるリサイクル記号ではなく、企業の法令遵守と環境対応力を示す証拠です。2026年以降、PPWRにより包装ルールは大きく変わります。もし「うちはB2Bだから関係ない」「従来どおりで問題ない」と考えている場合、対応遅れによる修正コストや販売停止リスクが発生する可能性があります。今のうちに、自社の包装表示とEPR報告の整合性をチェックすることが最優先課題です。

Swapsssでは、国別包装規制(Triman/PPWR/EPR)に基づく素材コード診断・マーク設計支援を行っています。

欧州輸出を行う日系メーカー・商社様からも、「PAP・PET表示の見直し・統一設計」について多数のご相談をいただいております。

今後の制度改正に備えたい方は、ぜひ下記フォームよりご相談ください。

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