はじめに

欧州市場で製品を展開する際、避けて通れない規制の一つが「EPR制度(拡大生産者責任制度)」です。
特に近年は、環境対応への社会的要求が急激に高まっており、包装資材や電子機器等のEPR登録は事実上の必須条件となっています。

本記事では、EPR制度の概要と、Swapsssがどのような形で企業様を支援しているのかを一部ご紹介します。
詳細については、個別の製品・業態によって異なる部分も多くありますので、ぜひお問い合わせください。

EPR制度とは

EPR(Extended Producer Responsibility)は、製品を市場に出す企業が、その使用後の廃棄や回収、再資源化に責任を持つことを義務づける制度です。

対象分野には、包装、バッテリー、電子機器、家具などが含まれます。
ただし、国やカテゴリによって運用が異なるため、自社の製品が対象になるかどうかの判断には注意が必要です。

正確な対象範囲や、適用国別の違いについては、最新情報をもとにした個別対応が必要です。
(※具体的な製品カテゴリについてはお問い合わせください)

登録、報告、申請に関して

EPR制度への対応は、製品をEU域内で流通させる事業者全般に義務付けられており、一般的には現地法人を通じた登録が推奨されています。

欧州に拠点のない企業も対応可能ではありますが、申請方法や登録の順序、必要書類などに一定の制限や実務的なハードルがあります。

また、報告に関しては、「年間排出量の集計」や「素材の分類」など、定量的かつ専門的な作業が求められるケースもあります。

そのため、EPR制度に精通した現地のサポートパートナーの選定が、スムーズな申請と維持の鍵を握ります。

EPR制度を怠った場合

EPR制度に対応しないまま製品を流通させた場合、罰則や流通停止のリスクがあります。

  • 一部ECプラットフォームでは、EPR登録番号の提出が義務化

  • 未登録による罰金・是正勧告の可能性

  • 取引先(小売・卸)からの取扱停止や警告書の送付

具体的な違反時の影響は、製品カテゴリや展開国によって異なりますが、想定以上のビジネスリスクに発展するケースもあります。

欧州拠点の企業を活用する重要性

EPR制度は、国・カテゴリごとにルールが細分化されており、頻繁に制度改定が行われています
そのため、現地の制度動向をリアルタイムで把握し、申請スケジュールに即応できる体制が必要です。

例えば:

  • 一部国では、素材ごとに重量計算が求められる

  • 「年間報告」や「予測値」の提出が義務となるケースも

こうした対応には、現地の言語・制度を熟知した担当者による継続的な運用支援が極めて効果的です。

Swapsssが選ばれる理由

Swapsssは、フランスに拠点を持つEPR制度支援の専門企業として、これまで数多くの企業様をサポートしてきました。

私たちが提供する主なサポートは:

  • EPRアカウントの新規開設代行

  • 必要書類の翻訳・提出支援

  • 年間排出量報告のサポート

  • 日本語での継続的なフォロー

さらに、弊社独自の管理フォーマットにより、素材や排出量の算定を一元的に管理できる体制を構築しています。

なお、具体的な支援内容や料金については、貴社の製品種別や対応国によって最適化いたします

まとめ

EPR制度は、欧州進出を成功させるための基本条件です。
ただしその対応には、製品知識、現地制度理解、報告管理、現地法人対応といった多層的な知識と体制が求められます。

Swapsssでは、制度対応に不安のある企業様の“最初の一歩”を完全サポートします。
ご興味のある方は、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。

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